東日本大震災から5年

今日、14時46分に合わせて停車した電車の中で、1分くらい合掌して黙とうしました。
〜★〜〜★〜〜★〜
御世話になっている海外出身の方が、
東日本大震災で亡くなった方のうち、2011年3月11日の朝に目覚めた時、今日が人生最後の日になると知っていた方がいただろうか」
と仰ったことが頭から離れません。
〜★〜〜★〜〜★〜
ボランティアで入った石巻市の南浜地区で、住宅のあった場所を整地していた時、紙屑みたいに丸まったオーブントースターや扇風機やネクタイが出てきたことも覚えています。時間軸が、ある1点で、ぷっつり途切れたんだということを実感しました。人が乗ったまま、ハザードが点滅している状態で津波に流されて行く自動車が映っている、石巻市内で記録されたビデオ映像も思い出しました。
〜★〜〜★〜〜★〜
年明けに1リットル以上出血したばかりなのと、6年前に交通事故で死に損なっているのでそう思うのかもしれませんが、新しい朝が毎日来るのと寝る前に目を閉じられるのって、素敵なことです。精一杯生きられる日がまた1日新しく与えられることや、命を落とさず1日を終えられることって、決して当たり前じゃないと思います。50年後、私が80歳になった時に2015年を振り返れば、29歳の日々は「貴重な贈り物だった」と感じると思います。それは、確かに守られ支えられてきた軌跡が、振り返るごとにハッキリ見えるであろうからです。
〜★〜〜★〜〜★〜
「わたしの外的そして内的人生は、今日の、そしてもう亡くなった人々の働きの上にある」
アルバート・アインシュタイン